タイのイサーン地方を中心に行われるロケット祭り「ブン・バンファイ」を見に行きました。「ブン・バンファイ」といえばヤソートーンが有名ですが、現地で知り合った友人がシーサケート出身ということでそちらのお祭りに行ってきました。
ブン・バンファイに興味がある
地元感あふれるお祭りを見てみたい
という人は是非読んでみてください。
「ブン・バンファイ」はとにかくでっかいロケット花火を飛ばす奇祭
タイのお祭りと言えば、
- 灯篭流しやコムロイが幻想的なロイクラトン
- 象たちのパフォーマンスが圧巻の象祭り
- 蜜蝋製の彫刻のパレードが華麗なキャンドル・フェスティバル
これらの3つのお祭りが有名ですが、パッカーの間ではロケット祭りこと「ブン・バンファイ」がやばいらしいということで有名なです。
「ブン・バンファイ」は毎年5月~6月にかけてタイの東北部イサーン地方で行われます。
ヤソートーンで行われる「ブン・バンファイ」が規模が大きく有名。「ものなが」が参加したのはヤソートーン県の南にあるシーサケート県のお祭りです。
シーサケートの「ブン・バンファイ」は小規模ながら温かみのある街のお祭り
シーサケートへはバンコクのモーチットバスターミナルからバスがでており約10時間ほどで到着します。鉄道でもファランポーンからシーサケートまで約10時間です。
前日からバスでシーサケートに乗り込み、友人の実家でもてなしを受けました。街全体がすでにお祭りムードで、陽気なおじさんたちは酔っ払って踊りまくりです。
会場は町外れの広大な田んぼ。何もないので大きな発射台はどこからも見渡せ存在感抜群です。
「ブン・バンファイ」当日はロケットが街中をパレード
大きなスピーカーで音楽を流し手作りのロケット花火をトラクターの荷台に乗せて街中をパレードします。子どもたちが着飾りダンスで先導しているグループもありました。
パレードが終わるとロケットをお寺に集めての大ダンス大会。子どもたちも練習していたであろうダンスを披露し、みんなで騒ぎまくります。
会場ではスタートが待てない若者たちが、水貯まりに周りの人を落とし泥だらけにして楽しんでいました。
普通の見学者は運動会のように家族でシートを引きロケット発射をご飯を食べたりお酒を飲んだりして待っています。和やかムードでお祭りが進んでいきます。
低空での大爆発や破片の落下でスリル満点のロケットの発射!
沢山の人に抱えられ10mほどの「バンファイ」が発射台にセットされます。見た目も飛び方もとにかくでっかいロケット花火です。
すごい大きさなので点火から発射まで凄まじい煙が吹き出し時間差があります。発射の瞬間は見応え抜群です。
遠くからでもよく見えますが、熱狂的な地元の人は発射台すぐ近くで見守ります。近くで見ていてもすんなり高く打ち上げられれば問題ありません。しかし、たまに超低空腕の爆発や斜めに飛んでいくなどのハプニングが起こります。
特に低空での大爆発の際は
蜘蛛の子を散らす
ってこういうことなんだなという感じに、爆発の煙から大量の人が全速力で逃げ回ります。
危ないので離れてみればいいのにと思うのですが、やっぱり地元の人達は近くでみたいんでしょうね。ロケットの飛んだ高さや滞空時間のコンテストになっているのでさらにヒートアップしているらしいです。
10個ほどのロケットの打ち上げを見ることができました。
シーサケートの「ブン・バンファイ」まとめ
時間に余裕のあるパッカーは絶対に見に行ったほうがいいです。めちゃくちゃ面白いお祭りです。
シーサケートの「ブン・バンファイ」は外国人も少なくローカルの雰囲気が味わえる穴場なのではないでしょうか。